ゼラチンシルバープリントとは?
「銀塩フィルムで撮影され銀塩印画紙にプリントされた写真」
一般に「銀塩写真」と呼ばれているものです。
20世紀後半は、モノクロームのゼラチンシルバープリントのクオリティーが極められた時代、
多くの優れた写真家が、撮影はもとよりそのプリントワークに情熱を注ぎ込み、
作家の「ポートフォリオ」、作品展の「展示用プリント」、アーカイブとしての「保存用プリント」、作品売買のための「オリジナルプリント」などとして、写真作品の最終完成形として広く盛んに使われてきました。
ところが、21世紀に入り、画像のデジタル化が急速に進み、
それまで写真印画の主役だったゼラチンシルバープリントは、デジタル画像に完全にその座を取って代わられんとして久しく、
やがては消え行く運命にあることももはや明白、既に多くの感光材料が徐々に減少し、品質の低下も危惧されています。
シャープながらも柔らかな解像感、優しく温かな質感、その場の情緒感や空気感すらも映し込む、
豊かな経験と高い技術に裏打ちされたスタッフフォトグラファーズの柔軟な感性と秀逸な撮影機材、
そして貴方のイメージや演出とのコラボレーションによって生み出されるであろう、
時の流れを超えたマスターピースとしてのピピカ舎のオリジナルスーパーファインゼラチンシルバープリント、
特に、一本一本のフィルム現像と一枚一枚のプリントという完全手作業による究極のアナログモノクロームフォトの世界を、
いつ消えてしまうやも知れぬ今だからこそ、貴方の記憶や足跡とともに、これから長く留め残していきたいものです。